モノやサービスを売る時に、事業者とお客様は「売り手」と「買い手」という立場ですね。
この関係。実はなかなかうまく行かないんですよね。
例えば、陸王じゃないけれどランニングシューズを売るとします。
普通に売ると、店員対お客様ですよね。
どうしてもセールスっぽく見えてしまいます。
しかし、この店員が青山学院陸上部監督の原晋さんだったらどうでしょうか?
私はコレが一番いいと思いますよ。と一声掛けるだけであっという間に売れてしまいます。
この理由、あなたなら分かりますよね。
原監督。陸上の世界では一流の専門家だからです。
この事例のように、「先生」と「生徒」という関係を構築した方が圧倒的にビジネスはスムーズにいきます。
圧倒的にです。
ではこの先生と生徒という関係を作るためにはどうすれば良いのでしょうか?
人が聞きたいと思う講座を事業者が提供すれば良いのです。
例えば、
- 整骨院の先生が教える「毎日5分でできる健康法」
- 不動産会社が教える「不動産の目利きポイント」
- 建築士が教える「間違いだらけのマイホーム建築」
- 飲食店経営者が教える「スーパーの食材目利き法」
- <お茶の先生が教える「家庭でも楽しめるお茶の入れ方」/li>
といった風です。
そう書くと、「教えてしまっては元も子もないのでは?」という意見をおっしゃる人がかなりいらっしゃいます。
では逆の発想をしてみましょう。
教えなかったら来るのか?と(笑)
逆説的ですが、自分でできる人はそもそも専門家に依頼しません。
専門家に依頼するのは、自分でやってみたけれど難しくてダメだった人です。
世の中には教えても自分ではできずに専門家を頼る人が必ずいます。
逆に言えば、自分でできない人があなたのお客様なのです。
例えばDIY
自分で壁紙を張り替えることができる人はそもそもプロに依頼しません。
自分でやるのは面倒だと思っている人、若しくは自分でやってみたけれどうまく行かなかった人。
こういう人がプロに頼むのです。
ここで重要な事があるのにお気づきでしょうか?
プロに頼む価値を理解している人は、値切らないのです。
何故だか分かりますか?
大変さを分かっているからです。
講座は分かったけど、でも大勢の前で話すのはちょっと。。。
という人もいますよね。
でも講座は大勢じゃなくても全然OKなんです。
自宅的な所で、少人数で座談会的講座でもいいですし。
大切なことは、教える方側と教えてもらう側ということです。
教えると言っても、上段に構えて接するのではありません。
正しい知識を消費者に伝達する役を担うのです。
2018年2月のアツスタ勉強会は、「ビジネスにつながる講座の開き」です。
同業他社との競争から一歩抜け出したい事業者さんのご参加をお待ちしています