別刊!「増田紀彦」通信、あつぎ異業種交流会

あつぎ異業種交流会


面白くて、ためになる!

別刊!「増田紀彦」通信

〜楽しくビジネスを加速する〜

コミュニケーションを通じてビジネスをトレーニングしよう!

 

あつぎ交流会のみなさん

アントレ編集デスクの増田紀彦です。

先日の定例会では取材にご協力いただき、本当にありがとうございました。本日、アントレ2月号が全国発売になりました。大爆笑している齋藤さんの写真をはじめ、あつぎ交流会のアットホームな雰囲気と、猪股さんの想いとを、1ページまるまる使って伝えたつもりです。

 

もとより、

一度の取材と、かぎりあるスペースの中で、人びとが集まり、かさなり、かもしだす空気というものは、とうてい伝えきれるものではないのですが、可能なかぎり、会の「持ち味」をクローズアップしたつもりです。インタビューにご協力いただいた方々には1冊進呈させていただきました。本来なら、参加者みなさんにお届けしたい気持ちなのですが、そうもいかず・・・お送りすることができなかったみなさん、すみません。どうか、書店でご確認をお願いいたします。

 

厚木には

面白いビジネスリソースや地域振興リソースがたくさん存在していると思っています。現状というか従来は、東京資本の物流拠点であり、研究拠点という色彩が強かったように思いますが、そのような中央ぶら下がり方の仕組みだけに頼る経済や文化は、早晩、力を失っていくように思います。これは厚木にかぎらず、首都圏各都市の共通した傾向ですが。であるなら、東京とのトラフィックのよさをもって、自らの街の価値をはかるのではなく、地域固有の資源を再認識・再発見・再編成し、地域内で人とお金とが動く仕組みを早くつくりだすことが首都圏都市には欠かせない課題になっていると思います。

 

食べ物に関して、

「地産地消」という概念が広がってきていますが、食品にかぎらず、この視点は重要に思います。べつに「鎖国」しよう、というのではありません(笑)

しかし、厚木でつくられるもの、売られるもの、これらをまずは厚木で使い、対価を収め、というように小さくても、地域内で循環する経済を起こし、それが地域外へと拡大する道筋をつくることが、将来に向けた地域に振興をもたらす事業の指針だと私は思っています。

仕事柄、よく、いろいろな土地へおじゃまするのですが、「私の地域にはこれといった産業資源はない」という方が、少なからずいらっしゃいます。そんなとき、私は決まってこのように答えます。

「この土地には、あなたがいるじゃないですか」と。

一次産品や観光資源、あるいは特定の有力な産業などなくてもいいんです。その土地に執着をもって暮らし、働いている人がいれば。そういう人の存在こそが、私は何よりの地域資源だと思っています。

 

あつぎ異業種交流会に

お邪魔させていただいて、地域に根付いてがんばっていらっしゃる方々がたくさんいることが本当によくわかりました。

大きな話ではなくていいと思います。

みなさんの輪から、自然と生まれてくることが、やがては、地域のパワーになり、さらにはそのパワーがまたみなさんの元へと帰って来ることになると思います。

どうか、これからも、楽しく、ためになる交流会活動を続けてください。それでは、みなさん、来年も良き日々をおすごしください。1年にいっぺんくらいは、私も会のほうにおじゃまさせていただくつもりです。

2003年12月28日

 

増田紀彦さんは、2003年11月の定例会に取材にみえた、リクルート社「アントレ」編集部の方です。

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